ベトナムの中央銀行が直近4ヶ月で多くの外貨を買入れ、外貨準備高を過去最高額の730億USDにしたことをベトナム最大手のSSI証券(旧サイゴン証券)が発表しました!!
SSI証券では、今後も中央銀行による外貨の買入れが増えていく事を予想しております!!
外貨準備高が高まる事により、対ドル為替レートが安定し貿易などの国際決済の際も円滑に進むメリットがあります。
大きな要因としては、貿易黒字や海外直接投資により外貨を獲得しやすい状況が続いている事で、ベトナム国内への外貨の流入が増えたと言われております!
為替レートが安定する事で、急激なドン安ドル高などのインフレも抑える事が出来ますので、ベトナム経済の安定と成長のバランスを取りながら、国全体の価値が高める事ができるメリットも大きくございます!!
ただ、外貨準備高が多すぎると(主にドル建てが多いと言われている)アメリカ経済が下降した時に、ドン高ドル安に転じ輸出が不利になる事も懸念されてはおります。
ですが、世界と比較してみるとその差は歴然で、世界193カ国のうち外貨準備高のトップは中国がトップの3兆USDを超え(2018年8月時点)、日本は2位で1兆USDを(2018年8月時点)超えていますが、当該アメリカは約20位の1,000億USD、今回のベトナム730億USDは30位前後です!!
順位で考えると上位2割に該当しますが、実際の金額を見ると非常に大きな差があります!!
※日本と比較すると10分の1以下です。
世界を席巻している先進国は5,000億USDぐらいが目線かと考えますと、まだまだ買入れしていく中央銀行の姿勢は良い方向へ向かっているのではないかと思います!!