ホーチミン最大級の賃貸不動産会社┃ベトナム進出支援┃アオザイハウジング

ホーチミン市不動産賃貸売買のアオザイハウジングをご紹介します。

投稿日: 2019年05月02日
アオザイハウジングが開業するまで


アオザイハウジングは、PROPOLIFE VIETNAM CO.,LTDが運営するホーチミンで元気ある不動産会社です。
安心な確かなサポートのご提供の為に弁護士、会計資格者、不動産資格者、宅地建物取引士など実務経験豊富な資格者が在籍し、サービスにのぞんでおります。


市場調査時期

2011年暮れから~2012年にかけてベトナムホーチミンの市場調査を行っていました。

その頃はまだリーマンショックの影響が色濃く、街中は建築途中で止まったいるビルやマンションなどもありました。

日系企業の進出はまだ製造業が中心でしたが、とは言えまだ中国が世界の工場というのが続いていた時期です。

まだベトナム人の賃金は安かったものの、街中は若い人が多く活気があり、以前両親に聞いたことがあった団塊世代が20代のころの東京の感じがしていました。

暑い国なのにエアコンの普及率がまだ低く、恐らく1960年のころの日本よりも物もお金もないのに、インターネットやスマートフォンはなぜか普及している不思議な状況でした。

市場調査を行っている中で、ベトナムの法律や法律の運用方法は変更が多いことを知り、そのような中、現地で働かれている日系企業の方が事業ライセンスや、会計、税務の最新の法律の運用情報を持っていないことも多いことを感じました。

それから2018年まで段階的に外資へ市場を開放していくことも知り、これから外資企業が内需に向けた進出をされることが増えてくると考えました。

不動産に関する会計税務のルールや事業ライセンスに関するルールもまだ変更が続いていました。

不動産業を行うにしても、進出企業様にベトナムのルールも幅広く情報を提供でき、確かなサポートができる会社を目指し、調査を続けました。

立ち上げ時期

確かなサポートを行う為に、まず実務経験豊富な弁護士とパートナーを組み、会計資格者を採用しました。

そしてお客様を募集した後のことを考えた際に、契約時、入居後、退去時がきちんとサポートできるのかを確認致しました。

ベトナムの不動産契約書を始めて見たとき感じたのが貸主が強いことです。
弁護士と良く話し、日本の宅地建物業法のような消費者保護法がないことを知りました。
ベトナム人オーナーも納得できる範囲で、できるだけ平等に近い内容を心がけるように致しました。

また契約内容が期間の定めがある定期借家契約でした。
日本では更新が前提となっている普通借家契約が主流です。
その為、契約期間が切れる際の商習慣や実際に再契約がどの位できているかまで聞き取り調査を行いました。

会計、税務について明確な記載がない契約書が主流でした。
不動産賃料を経費にする為には貸主からのレッドインボイス(2015年に不動産に関してはなくなります)発行が必要でしたが、いつまでに発行するのかなどの記載がないものが多かったのを覚えています。
ベトナムの税務のエビデンスとして、契約書の期間、貸主名義と口座名義が合っているかなども大切になることからしっかりと記載をすべきだと考えました。
(現在では契約書に基づいて会計上は賃料は振り込むことで計上でき、税務上は念のため貸主が賃料収入を納税した証明を保管することになっています。)

その為、ベトナムホーチミンの商習慣は壊さない範囲で、できるだけ貸主と借主が平等に近くなる内容、貸主と借主の義務を記載した契約書のベトナム語版、日本語版を作りました。

ベトナム語版が有効で、英語版翻訳が主流でしたが、ベトナムに進出される企業様は、初めての海外がベトナムという企業様も多かった為、弊社では日本語にしました。

ホーチミンで一般的な契約書に加筆修正を加える作業、ベトナム語と日本語のズレを修正していく作業は、他の物件集めやオーナーへの挨拶回りなどの業務を行いながらだった為、毎日8:00~22:00まで会計スタッフと一緒に行いました。

コミニケーションがまだうまくいかず、またホーチミンの商習慣を全部知っていたわけではなかったことから、よく喧嘩をしながら10日以上かかってようやく完成となりました。。。。

今も貸主側の指定契約書が無い場合には、法改正や実務上で気がついた事項などを追加修正してきたこの契約書がベースになったものを利用しております。

お客様の募集を始めると、不動産のことだけでなく、進出に関することのご質問を頂くようにもなりました。

当時はイオンモールがこれからできるところで、イオンへの出店、駐在員事務所、販売会社が少し増え始めてきたと記憶しています。

早速進出を検討されている企業様には、現在も行っている弁護士、会計士と進出面談をさせて頂きました。

会社設立のことから設立後に行うこと、設立期間中に準備すべきこと、不動産のことまでお話をさせて頂いたことが大変好評だったのを覚えております。

進出される企業様の会社設立からお部屋の不動産仲介までを進めさせて頂くことができました。

お部屋のご紹介が増えるにつれ、マンションでも雨漏りが起きたり、マンション独自の荷物の入搬出のルールが急遽変更になったりと予測できないベトナムならではのトラブルも起きました。

1つずつ解決しながら日々次は同じトラブルが起きにくくなるような予防を考え積み重ねていき現在に至ります。

長く現地の不動産に実務に携わってきたことに裏づけされた確かなアドバイスをご提供させて頂いております。

ホーチミンで不動産や進出のことならお気軽にご相談ください。




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